等々力農振会朝市の魅力〜せたがやそだちの新鮮な野菜を買う〜
先週土曜日、「等々力朝市」が開催されました!
朝9時スタートの朝市ですが、会場の玉川神社へ行ってみると、開会前からすでにたくさんの人が集まっていました。
(こちらは神社横の山門。遠目から見ても大にぎわいです)
ということで、今回は、等々力朝市の魅力について、ご紹介していきます!
等々力朝市とは
世田谷区は、東京23区内では練馬区に次いで農業がさかんです。区内で採れる野菜に「せたがやそだち」というロゴをつけてブランド化するなど、都市農業に力を入れています。
わたしたちが暮らしている上等地域(上野毛~等々力駅付近をそう名づけました)にも、野菜やお花の農家さんや野菜直売所がたくさんあります。
(区では、野菜直売所マップを配布しています。詳細はこちら)
この「等々力朝市」は、等々力地域の農家さんなどの集まりである「等々力農振会」の主催です。
毎年夏と冬の2回開かれ、生産者の方と直接交流ができる機会としても貴重です。
等々力朝市の魅力①〜畑直行の新鮮な地元野菜〜
等々力朝市の魅力、それはなんといっても、畑から直行の、新鮮で安い野菜がたくさん並ぶこと!
いまが旬の、葉っぱつきの大根が、どーん!!
この長さ太さで1本200円です!
たくさん積んであると、迫力がありますねー!
通路の反対側を見ると、こちらにも…
所せましと並べられた野菜や果物!
キャベツにかぶ、里芋、白菜、みかん、トマト、ズッキーニとラインナップも豊かです。
畑で採れた新鮮な野菜や果物がたくさん並んでいるのを見ているだけでも気分が上がりますね〜。
等々力朝市の魅力②〜生産者と直接会話しながらのお買い物〜
こちらの売り場には、冬が旬の、八つ頭とゆずがたくさん!
「大きなゆずは本柚子ね、隣の小ぶりのは一才柚子といって、一般にゆずと言って売られてもいるけど、じつは本ゆずとは違う種類」と教えてくれたのは、生産者のおじさん。
香りは本柚子の方が高いため、
「白菜漬けに入れるといいよ。柚子湯もいいね」とのこと。ちなみに焼酎に搾って入れるのは、一才柚子が好みとか。
こんな風に、実際に栽培した生産者さんと、どう料理するとおいしいかなどを直接聞いてお買い物できるのも、朝市のいいところですね!
等々力朝市の魅力③〜川場村の特産品、お花など品揃えが豊富〜
会場には、地元産の野菜だけでなく、地元のお花屋さん「とどろき花苑」のお花、世田谷区と縁組協定を結んでいる群馬県川場村の特産品(飲むヨーグルトやこんにゃく、りんごなど)や、JAで作っているおせんべいなどの販売コーナーもあります。
とくに「川場のむヨーグルト」は大人気の商品で人が殺到し、「ここは戦場か…!」と思いました…(神社なのに、笑)
わたしたちも早めに並んだので買えたのですが、あまりの人混みで商品を撮り忘れたので、夏の朝市で買ったときの写真がこちら。
とっても濃厚でおいしいので、大人気なのもうなずけます。
(「川場のむヨーグルト」はこちらから購入できます)
お花コーナーから野菜~川場村コーナー方向をみるとこんな感じ。
熱気あふれてますー!
大混雑の中、買いたいものだけパッと買って、そっと列を離れました。
とどろき花苑さんのビオラたちに癒されながら、ふと見上げると、境内の銀杏の木が美しい!
今回買ってきたものリスト
今回、わたしたちが朝市で買ってきたものは、
・かぶ
・里いも
・ずいき(里いも類の茎。乾燥させて売ってました。「芋がら」と呼ばれることもあります)
・本ゆず
・レモン
・川場村産りんご
・川場のむヨーグルト
でした!
(写ってるのは買ったものの一部)
漬けていた白菜に、さっそく本ゆずの皮をあしらってみました。
とーってもいい香りがプラスされて、おいしさが増しました!
スーパーだと、かぶや大根の葉は切り落として販売されていますが、朝市では葉つきで売っているので、葉もまるごと利用できるのがいいですね。
朝市に行くと、しばらく食卓が豊かになってうれしいです。
〜最後に〜
地元等々力産の新鮮な野菜を生産者さんからじかに買える朝市。次回は来年夏、6月下旬頃かな?今から楽しみです!
けっして大規模でないけれど、新鮮で安全な野菜づくりをしている等々力地域の農業。朝市ともども、これからも続けていってほしいです。わたしたちも地元消費者として協力していきたいと思います。
ゆききは世田谷区の農業サポーターでもある(現在、活動はお休み中)ので、このあたりの情報については引き続き書いていきます。
【今回訪れたところ】
玉川神社
《地元民からのひとことメモ》
・玉川神社へのアクセスは、目黒通り沿いの道がわかりやすいですが、正面階段の上り下りがつらい方は、脇にある坂道を登ったところの山門からの参拝がおすすめです。
(ゆきき)
幻のゴルフ場跡は、とっておきの夕陽スポット
長年にわたって親しまれてきた「等々力商店街」は、
11月18日「等々力渓谷商店街」に名前が変わりました。
当日は地元が誇るゆるキャラ「とどロッキー」も駆けつけて大ハッスル(死語)。
(筋骨隆々がっちり体型のとどロッキー。
じつは、なでられると…)
(足が長くなる!…笑
この姿はレアなので、これを見ると幸せになれるそうです!)
公式プロフィールによると、
“等々力で誕生した、筋骨隆々の『とど』。ボクシングと甘食が大好きな、生粋な等々力男子。等々力の笑顔を守るため、日々のトレーニングは欠かしません。体はごっついけど、おちゃめで楽しいヘビー級ファイターです。”
とのこと。
シルヴェスター・スタローンの名画「ロッキー」が元ネタであることにはすぐ気付きましたが、トドだったとは知りませんでした(笑)。
商店街の名前にもなるほど、等々力渓谷は我が街・等々力のシンボル的存在です。
その様子は前回ゆききが紹介した通りですが、
渓谷の入口に架かる「ゴルフ橋」の名前を不思議に思った方もいらしたかもしれません。
そう、確かにゴルフ場があったのです。
渓谷を歩いた先の玉川野毛地区に「玉川ゴルフコース」がオープンしたのは、1931(昭和6)年。
5世紀頃に造られたという「野毛大塚古墳」を囲む、9ホールのコースでした。
程なくして「等々力ゴルフリンクス」に名前が変わり、
キャディとして働いた近隣の人たちは特典として、
無料で東急電車に乗ることができたそうです。
何と言ってもコースを造ったのは五島慶太。東急グループの創始者です。
つかの間の平和な時代の終焉に合わせるかのように、1939(昭和14)年にコースは閉鎖。
跡地は陸軍の高射砲が置かれたといいます。
それから約80年を経た現在、一帯は集合住宅が立ち並ぶ公園となり、
すぐ横を通る環状八号線は昼夜を問わず車が行き交い、
ゴルフ場の痕跡を示すものは何ひとつ残っていません。
当時の写真も探してみましたが、残念ながら見付かっていません。
ただ唯一「野毛大塚古墳」だけは、当時と同じ場所にあります。
(こちらが古墳を下から見たところ。階段を上っていきます。)
(古墳の上から公園を見下ろして)
小高い山のようになっている古墳の上は、とっておきの夕陽スポット。
視界を遮るものが何もない中、紅に染まる空と、
二子玉川の高層ビル群の後ろに沈み行く太陽をじっくりと観賞できます。
“もしかすると80数年前、プレーの最中に手を止めて、
この夕陽に見入ってしまった先人がいたかもしれない”。
そんな想像を巡らせるのも、楽しいものです。
(空気が澄んだ晴れの日には、富士山が見えることもあります。
こちらは木と鉄塔の間から顔を出す富士山)
(しんん)
等々力渓谷を歩く~赤と緑のふたつの橋~
こんにちは~。
かわりばんこで記事を書くとは決めてはいないものの、
なんとな~くな感じで登場のゆききです。
上野毛~等々力あたり=「上等地域」を中心に、
「自分たちにとっての上等なライフ」を書いていこう、と始めてみたこのブログ。
お伝えしたい魅力的なところがたくさんあります!
でもやっぱり、まずはこちらの地域のシンボルである「等々力渓谷」をご紹介したい!
というか、からりとした気持ちいい秋晴れに誘われて、
「あ、今日は渓谷日和だ!」と訪れてしまったので、定番から行ってみたいと思います。
さっそく、GO!
渓谷の入口へは、等々力駅から歩いて3分もかからないくらい。
渓谷って、イメージ的に
山深く〜とか、
住宅地を抜けて~、
みたいな場所にあるような感じ、ありませんか?
だから、初めて訪れたときは
「え!?こんな駅近なの?」と、拍子抜けしたくらいでした。
もうね、「玄関開けたら2分でごはん」くらいに、楽〜に行けちゃうのです。
入り口がこちら。
看板の脇にある階段を下りると、すぐ目に入るのが、赤い橋。
緑に囲まれた赤い色のコントラスト、アーチの感じなどが美しくて、
ついつい見とれてしまいます。
「ゴルフ橋」というこの橋、等々力渓谷のシンボル的存在です。
駅から歩いてすぐに渓谷着いて、いきなり最初から見どころが!
という、
「かぶりついてみたら、いきなりあんこがぎっちり!」みたいな鯛焼き感、お得感。
一段一段階段を下がるごとに、見え方も違って楽しめるのですが、
階段で長く立ち止まるとほかの方のじゃまになるので、
この日は適度な鑑賞にとどめました^^
とことこ歩きつつ、時々木洩れ日の入ってくる方を見上げたり、
谷沢川(やざわがわ)のせせらぎ、鳥たちのさえずりに耳をすませて、リフレッシュ。
途中、橋を渡ります。
橋の真ん中からみたところ。
川の左側を歩いていたのが右側へチェンジです。
少し行くと、今度は緑の橋が頭上に見えてきます。
上を走っているのは環状八号線です。
じつは環八の車びゅんびゅんなイメージと、
この静かな景色が結びつかなくて、
この橋=環八っていうのを知ったのはこの日でした…、
(何度も訪れているのになぁ〜笑)
この「玉沢橋」は、ゴルフ橋の赤とは違って、緑色。
周囲の木々の緑や岩のグレー、茶色にマッチした落ち着き感があります。
あざやかなゴルフ橋のような、入口から人々を魅了するきらきら感はもはやなく、
橋の下のごつごつの岩石や、対岸に点在する古墳の跡など、マニアが大好きそうな場所。
地味だけどなんだか惹かれてしまうスポットです。
どうやって橋の色を決めたのか、赤や緑に塗り分けられたのはなんでなんだろうなぁ~。
なにかで調べてみるのも面白いかもしれませんね。
ほかにもまだまだ見どころはあるのですが、
今回はちら見せ駆け足程度に。
こちらは、等々力不動尊へ続く階段のたもとにある茶店「雪月花」さん。
お抹茶やくずもち、あんみつなど魅力的なメニュー!
「雪月花」さんから階段を上がると、「どどん!」と太鼓の音が。
(中に上がって法話など聴くことができます。日時は以下のページをご参考に)
http://manganji.or.jp/gyoji.html
菊まつりも開催中で、菊の花がたくさん飾られていました~。
付近はこれから紅葉が素晴らしい時期を迎えるので、
また近いうちに訪れてみようかなと思ってます。
一回ではご紹介しきれない等々力渓谷の魅力。
何度も歩いていますが、毎回なにかしら発見があります。
またじっくりと、歩いてみますね~。
(ゆきき)
等々力からはじまる、路線バスの旅
はじめまして、しんんです。
小学校入学前に等々力に住み始めて、40年以上になります。
等々力は「とどろき」と読みます。
たぶん首都圏で一二を争う難読地名じゃないでしょうか。
カタカナで「トウトウリキ」と記された郵便物が届くこともあります。
前の投稿で“ちょっと鉄分高め”と紹介されたので、
1回目の前フリは鉄道ネタで行きましょう!
2本の線路に挟まれた駅舎と木の柱が残るホームは、
改札が自動になったのとバリアフリーのスロープが付いた以外は、
昭和の時代からほとんど変わっていません。
こんな感じで電車が慎ましいのに対して、バスはとても元気です。
等々力を起点に、何と10もの路線が運行されています。
渋谷、目黒、成城学園前…いろいろな方面へのアクセスがとても便利で、
とくに東京駅南口まで行く「東98」系統は、
23区内最長距離のバス路線として知る人ぞ知る存在です。
時刻表を見ると、所要時間は1時間10分ほど。
電車で行くより20〜30分の長旅となりますが、
近々乗車レポをやってみたいと思います。お楽しみに。
この「東98」系統、長らく「都営バス」との共同運行でしたが、
現在は「東急バス」オンリーに。
“Q東京駅にどっちが早く着く?”
“A都バス”
“Qえっ、何で?”
“A都バス=飛ばすから”
なんてしょうもない駄洒落も、過去のモノになりました。
ところで何の変哲もない等々力という街が、
何故どうやって、バス路線の拠点になったのでしょうか?
現時点では答えにつながる資料がなかなか見付かりませんが、
歴史から紐解いていくと面白そう。
引き続き探究していきたいと思います。
(しんん)
「上等地域」から、こんばんは。
東急大井町線といえば、
急行が停車する
「スイーツの街・自由が丘」や「ライズの二子玉川」が
まず思い浮かびますが、
その二大おしゃれタウンのあいだにある
各駅停車の街、
については…、
ゆききは、こちらの地域に引っ越してくるまでは駅名も知りませんでした!
でも、実際暮らしてみると、いいところがたくさん!
わたしたちは、そんな地元を
上野毛と等々力の地名から文字をいただいて、
「上等地域」と名付けました。
いい名前が思いつかなかった…)
これからちょっとずつ、ゆききとしんんの二人が、
「笑う門には上等な幸福が来る!」ような、
ほっこりする暮らしの情報などを発信していきたいと思います!
ゆききはおいしいものと植物・農業などに興味があり、
しんんは車や電車に詳しくてちょっと鉄分高め(どちらかというと乗り鉄かな)、
という、
好きなものや目に入るものがまるで違う夫婦ユニットです。
地域からの発信を軸にしつつ、
それぞれの好きな場所・好きなものなども書いていくかも。
(当面はゆききのアカウントからの2人の署名記事になります)
よろしくお願いします!
(ゆきき)